au解約金 裁判判決は合法

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auの解約金が妥当がどうか裁判で争われていましたが、二審は合法であると判決ができました。ドコモやソフトバンクでも合法であると判決が出ていますが、au解約金訴訟の原告は上告するようですので最高裁の判決に注目が集まりそうですね。

(1)携帯電話会社の競争

au、ソフトバンクやドコモの携帯電話会社は激しい競争を行っていますが、解約金では各社、同様の制度を持っています。

au以外の2社は、解約金は合法であるとした判決がでており、auは無効であると判決がでたの後に、高等裁判所に上告されており注目が集まっていました。

(2)auの解約金は妥当な金額で有効

au解約金の裁判は合法と判決がでたことについて、2013年3月29日のNHKが「KDDI解約金の額は妥当」2審判決と報じているので見てみましょう。
携帯電話各社の料金割引プランを2年契約の途中で解約した場合に解約金を課すのが妥当かどうかが争われた裁判で、大阪高等裁判所は、KDDIについて「一部の利用者の解約金は高すぎて無効」とした1審とは逆に「妥当な金額で有効だ」という判決を言い渡しました。
auの解約金は、妥当な金額で有効と裁判の判決がでています。auの解約金は無効であると、1審の判決ででていましたので、内容について見てみましょう。

(3)裁判は一審が無効、と二審合法の判決

  • 京都地方裁判所の判決 一部の利用者の解約金は高すぎて無効
  • 大阪高等裁判所の判決 妥当な金額で有効だ
一審の京都地方裁判所は無効であるとしましたが、二審の大阪高等裁判所は有効であると判決がでています。au解約金は、一審と二審で異なる判決がでていることが分かると思います。

(4)au解約金裁判の内容

携帯電話各社の料金割引プランでは、2年契約の途中で解約すると9975円の解約金が課されることになっていて、消費者団体が「利用者に不合理な制度だ」と主張し、各社を訴えています。
au解約金裁判の内容は、2年契約の縛りがある中で、途中解約は不当な制度であると裁判が行われているようですね。

(5)auの解約金は無効 一審判決のポイント

このうち、KDDIの携帯電話「au」の裁判で1審の京都地方裁判所は、去年7月、「2年契約の最後の2か月間に解約した場合は、KDDIの損害より解約金のほうが高くなるため無効だ」として、利用者側の訴えを一部認めていました。
au解約金について一審の裁判判決は、無効であるとしましたが、その理由は最後の2ヶ月間に解約した場合、基本使用料を含む携帯電話代金よりも解約金が高くなることでした。

(6)auの解約金は合法 二審判決のポイント

29日の2審の判決で大阪高等裁判所の小島浩裁判長は「1審は解約によるKDDIの損害を1か月当たり4000円として解約の時期ごとに比較したが、解約されたケース全体の平均値で検討すべきだ」と述べました。
そのうえで、「平均的な損害額は4万9000円余りで解約金の方が安く、利用者に不合理な条件とは言えない」と判断し、1審判決を取り消して利用者側の訴えを退けました。
au解約金について二審の裁判判決は、有効であるとしましたが、その理由は解約金でauが受ける損害額は平均的な損害額を採用するべきであり、そうすると解約金は安いという内容です。

(7)NTTドコモとソフトバンクの解約金も合法

原告側は判決を不服として上告する方針を示しました。 
携帯電話の解約金を巡っては、NTTドコモとソフトバンクの裁判でも、解約金を妥当とする判決が出されています。
NTTドコモとソフトバンクの解約金も合法とする判決がでており、au解約金で合法とした判決もそれに続いた形ですね。au解約金裁判は、原告が上告するようですが、最高裁判所の出す判決に注目ですね。
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